残業は何時間なら許されるのか

ブラック企業の象徴として「残業が多い」と知られているが、果たして残業は何時間まで許されるのか。結論から申し上げますと、一日残業2時間(月間40時間)以下ですと許される。

通常勤務時間は9時~18時の会社が多い中、移動と準備時間(朝・夕食はフリータイムとする)も入れたら一日約11時間は会社の中で拘束されます。健康的な睡眠時間が8時間とすると、一日の自由時間は3時間になります。見やすくためイメージ図は下記通り。

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健全な社会人

一日中起きている状態16時間を100%として、移動時間を入れた会社のために使われる時間は約11時間(68.8%)、残りの食事も含めての5時間(31.2%)はフリータイムとなります。5時間があれば運動や趣味、家庭や恋愛に使っても余るぐらいのな時間です。睡眠時間が6時間の人ですとフリータイムがさらに7時間まで増える。

例えば一日の残業が2時間とすると自由時間は3時間まで減ります。そしたら睡眠時間と引き換えにフリータイムを獲得するオプションもあります。

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残業が2時間の場合

上記の図から、睡眠時間は7時間のため起きている時間は17時間になります。会社のために使う時間は約13時間(76.4%)になりますが、フリータイムは4時間(23.6%)もあります。4時間はまた何に使っても十分な時間です。

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ブラック企業

ブラック企業の場合は、睡眠時間が最高6時間しか取れず、起きている時間は18時間になります。残業4時間で会社のために使う時間は15時間(83.3%)まで上ります。フリータイムはわずか3時間(16.7%)。精神的にも肉体的にもかなりの負担がかけられます。

おまけに投資銀行のタイムラインを差し上げます。

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投資銀行マンのタイムライン